きのう行政代執行!あした手づくりサウンドデモ!!宮下公園



9.24、きのうの行政代執行。
多数のテレビ報道陣、警備員、警察官、公安を前に、朝10時より公園スロープ出入り口に座り込む。
途中みんなでかわるがわるマイクアピール。どの人のも気持ちがこもっていて、素晴らしい。
ウクレレをバックにちょー脱力系のノリで、「やだやだ〜、ナイキはやだやだ〜」と合唱したり。おにぎり食べたり。はては「宮下さん」のお姉さんまで登場!?などで、ここはやっぱり宮下公園!
しかし、ついに座り込むこと4時間午後2時に、渋谷区が強行手段に。
警備員、警察官、公安らが暴力的に押し込み、排除。
われわれは抵抗しながらも前をむき密集しながら、じょじょに後退。その後解散地点まで「フェンスをあけろ!」、「宮下公園を勝手に売りとばすなー!」などと叫びながら、デモンストレーション。最後は、解散地点の公園で不屈のシュプレヒコールをあげた。


あしたは、宮下公園を救おう!!宮下名物手作りサウンドデモ!!http://minnanokouenn.blogspot.com/
自分も手製のプラカード、ガラクタ楽器持参で、とうぜん参加します。渋谷区、ナイキの横暴に怒りの声をあげつつも、楽しみましょう!
「宮下、開放!」。


(写真下・突然登場、「宮下さん」のお姉さん!?)


ANNニュース
http://www.youtube.com/watch?v=LLIkEfAtcQI



****今日の朝刊

渋谷区の命名権売却 受け止め温度差 宮下公園で強制撤去
9 月 25 日 朝日新聞 35面


スポーツ用品メーカーナイキジャパン(品川区)が計画する渋谷区立宮下公園の改修・整備をめぐり、区は24日、整備に反対する団体に不法に公園が占拠されているとしてテントなどを強制撤去した。財政難の区が公園の新しい整備方法として頼った命名権売却だが、手法をめぐって受け止め方に温度差が出ている。

この日、区は、職員のほか民間の警備員など約70人を動員し、午後3時過ぎまでにテントや机など2トントラック4台分の荷物を運び出した。フェンスで封鎖された公園の出入り口にトラックを横付けする際、警官と反対派がにらみ合う場面もあったが、区広報課によると、「けが人などはいなかった」という。

整備に反対する「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」は、霞ヶ関で記者会見を開き、一連の区側の対応を批判。強制撤去に先立つ15日に抜き打ちで行われた公園閉鎖に、今春から公園で生活しているというフリーターの男性(52)は「出たら戻れないと思い、手すりにしがみついたが、力ずくではがされ、連れ出された」と話した。会見で「赤くはれたあとが残った」と腕をまくった。
一方で、今回の騒ぎに近隣住民の思いは複雑だ。

宮下公園に近い、明治通り・宮下パーク商店会の会長で不動産管理行の小林俊一さん(75)によると、近隣で計画に反対する声はないという。老朽化した公園の改修は、住民の長年の悲願だ。「公園に生き返ってほしい。反対運動が本当に地域住民の声何のかを考えてもらわないと」と話した。

渋谷区は、06年に渋谷公会堂(渋谷C.C.レモンホール)の命名権を、サントリーに年間8400万円、5年契約で売却したのを皮切りに、税収増加策の一環とhして、表参道など繁華街の14の公衆トイレにも命名権を取り入れた、いわば”先進自治体”。宮下公園の場合、ナイキが4億円を投じて公園を回収後、スポーツ施設「宮下NIKE(ナイキ)パーク」を整備し、区に寄付。年間1700万円を10年契約で払うが、開業後の施設の維持・管理は句が行い、費用は年間4700万円にのぼるとされる。

「守る会」は、今回の計画を「都心の超一等地を1企業に安価で売るようなものだ」と言い、「公会堂などは売却先は公表して決めたのに、今回は選定過程が不透明」と反発している。

だが、景気の低迷で、区の命名権料収入にも影が差す。渋谷駅近くに今秋オープンする文化施設は現在、スポンサーを募集中だが、書いてがついていない。来年9月末に契約更新となる公会堂も、サントリー側が命名権料の引き下げを求めている。

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宮下公園、行政代執行に騒然
9 月 25 日 読売新聞 33面


スポーツ用品大手「ナイキジャパン」が命名権を取得した渋谷区神宮前の区立宮下公園で、命名権売却・公園再整備に反対する市民団体が設置していたテントなどが24日、行政代執行で撤去された。公園を生活の場としていたホームレスの男性や団体は猛反発。区は「早期着工を目指したい」としており、計画の行く末が注目される。

の日は午前10時、同区の日置康正・土木部長が行政代執行を宣言。区職員らがテントなど約80点を撤去、午後3時20分に完了した。公園の周囲には、団体のメンバーら約20人が「公園を返せ」などとフェンスを激しく揺らす場面も。渋谷署員らも駆けつけ、騒然とした雰囲気に包まれた。

同日午後、今年春頃から公園内に住んでいたというホームレスの男性2人と団体のメンバーが、霞が関の司法記者クラブで記者会見。男性らは「生活の本拠を奪われた」「区からは全く説明を受けていない」と訴え、団体メンバーの一人は、「整備計画には公益性も透明性もない」と批判した。

これに対し、区広報課では、「公園に住んでいる2人については、自主的に出て行くよう説得を続けたい。公園内を整備し、早急に着工したい」としている。

同公園は、命名権を取得したナイキジャパンが工費を負担して、「宮下NIKE(ナイキ)パーク」として再整備されることが決まっている。

(「区が設置したフェンスに詰め寄る反対団体のメンバーら」の写真)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20100925-OYT8T00131.htm?from=navr