新田勲さん

・新田勲さんが逝去されました。
新田さんは2歳の時にかかった百日咳で重度の脳性麻痺になり、68年に入所した東京都府中療育センターで「障害者の発生予防の医療の実験の場から、人間の生活の場に」とハンストをおこない、都庁前で24時間の座り込みの命懸けの闘いをした方です。
73年から地域での自立生活を第一人者としてはじめられ、その後は障害者の公的介護保障、24時間の介護料要求運動を先頭に立って行政を相手におこない、現在の自立生活を支える諸制度を文字どうり身体をはって築きあげてこられた方です。
自分は幸運にも、20年前に障害者介護の仕事をはじめたのが新田さんのところだったのですが、現在介護者が介護をして生活をしているのも新田さんたちの運動を抜きには考えられないと思います。感謝してもしきれません。ご冥福をお祈り申し上げます。




歴史の証言者たち ―― 日本の『制度』をささえた人びと〈2〉 新田勲 〜介護を生んだ〈2つのテント〉〜 大野更紗
http://synodos.livedoor.biz/archives/1917781.html


がん患者と脳性まひ者の立場から  
http://www.sakura-kai.net/wp/20120424-2/